日本医科大学には4つの付属病院があり、そのうち千葉北総病院(千葉県印西市)と付属病院(東京都文京区千駄木)でリハビリテーション科は活動しています。今後は他の2つの病院(武蔵小杉病院、多摩永山病院)にも展開していく計画です。

リハビリテーション科では脳疾患に限らず多くの疾患・病態・障害を対象に担当します。対象は脳卒中、神経疾患、脊髄損傷、関節リウマチ、骨・関節疾患、その他多岐にわたります。疾患ごと、障害ごとに詳細な評価を行い、急性期を中心に最適なリハビリテーションを提供しております。「救命救急の日医大」にふさわしいリハビリテーションの診療を行っています。

リハビリテーションに関連して、嚥下障害に対する嚥下機能評価、切断や麻痺に対して義肢・装具の処方と作製、筋電図をはじめとする臨床神経生理学検査、機能的電気刺激や経頭蓋直流電気刺激を用いたニューロリハビリテーションなども行っています。

ICU回診の様子

・診療の特徴

 脳卒中をはじめとして神経筋疾患、脊髄損傷、骨関節疾患、四肢切断、小児疾患、がんのリハビリテーションなど機能・能力障害を呈するあらゆる疾患にリハビリテーションを行っています。特に急性期リハビリテーションには力を入れています。その他、高次脳機能障害、嚥下障害、筋痙縮に対して専門外来でも対処しています(高次脳機能外来、嚥下外来、ボツリヌス療法外来など)。心臓リハビリテーションの開設は2020年1月に開始しています。

・専門診療

 筋電図検査外来、嚥下造影・嚥下内視鏡外来、ボツリヌス療法外来、義肢装具外来、リンパ浮腫治療外来、高次脳機能外来、ニューロリハビリテーション外来

・先進的治療法

 特にニューロリハビリテーションの一貫として、機能的電気刺激(FES)や経頭蓋直流電気刺激(tDCS)、経頭蓋磁気刺激(rTMS)を用いた治療を臨床で活用しており、全国で利用講習会も実施するなどこの分野でのリーディングポジションを確立しているといえます。すべての麻痺に対して適応があるわけではありませんが、診察した上で最も適したリハビリテーション治療を導入もしくはアドバイスしています。また、企業と提携して、リハビリテーションロボットの開発も積極的に行っています。

心臓リハビリテーションの場面